環境への取組み
基本的な考え方
TRSでは地球環境の保護が人類共通の重要課題の一つであることを認識し、地球環境と自然環境に配慮したモノづくりを行うことで持続可能な社会の実現をはかってまいります。
取り組み状況
製品開発における取組み
1) | 環境対応製品の開発 自動車の燃費向上と排出ガスクリーン化の両立という世界的ニーズに対応した熱交換器(EGRクーラー)を開発し、トラック用から乗用車用まで大小さまざまな製品を世界のカーメーカーに供給しています。 |
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2) | 製品の軽量化とリサイクルへの配慮 トラックに搭載するラジエーター、燃料タンクをアルミ化することで軽量化とリサイクル性に配慮した開発を進めています。 |
3) | 環境負荷物質低減 世界中の国や地域の規制に対応できるよう製品の環境負荷物質低減に取り組んでいます。 |
生産活動における取組み
1) | CO2排出量削減 工場における生産ラインの効率化、使用エネルギー量の可視化などを行い、CO2排出量の削減をはかっています。 |
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2) | 化学物質削減 生産工程の見直し等を行い、製造時の化学物質使用量の削減を進めています。 |
生物多様性保全の取組み
藤沢市生物多様性地域戦略に基づき、工場敷地内の緑地の保全と水辺環境(ビオトープ)創出を行い、多様な生きものが生息・生育する空間づくりに取り組んでいます。
環境データ
藤沢工場の環境データ2019年度
大気及び水質の主な指標に関する代表的な排出状況は次の通りです。
【 大気 】 | |||||
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項目 | 設備 | 規制値 | 工場管理値 | 測定実績 | 備考 |
NOx(ppm) | |||||
ボイラー | 60 | 48 | 35 | No1 | |
60 | 48 | 34 | No2 | ||
60 | 48 | 32 | No3 | ||
金属加熱炉 | 180 | 144 | 10未満 | No3 | |
180 | 144 | 10未満 | No5 | ||
ばいじん(g/Nm3) | |||||
ボイラー | 0.3 | 0.24 | 0.001未満 | No1 | |
0.3 | 0.24 | 0.001未満 | No2 | ||
0.3 | 0.24 | 0.001未満 | No3 | ||
金属加熱炉 | 0.2 | 0.16 | 0.001未満 | No3 | |
0.2 | 0.16 | 0.001未満 | No5 | ||
SOx(Nm3/h) | |||||
金属加熱炉 | 0.071 | 0.057 | 0.001未満 | No3 | |
0.071 | 0.057 | 0.001未満 | No5 |
【 水質 】 | |||||
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項目 | 規制値 | 工場管理値 | 測定実績 | ||
最大 | 最小 | 平均値 | |||
pH | 5.8~8.6 | 6.1~8.3 | 7.8 | 7.1 | 7.3 |
COD(mg/L) | 60以下 | 50以下 | 28.1 | 6.6 | 11.6 |
BOD(mg/L) | 60以下 | 50以下 | 27.7 | 3.4 | 9.2 |
SS(mg/L) | 90以下 | 75以下 | 3.2 | 1.0未満 | 2.1 |
油分含有量(mg/L) | 5以下 | 4以下 | 1.0 | 0.5未満 | 0.8 |
亜鉛含有量(mg/L) | 2以下 | 1.6以下 | 0.1未満 | 0.1未満 | 0.1未満 |
鉛含有量(mg/L) | 0.1以下 | 0.08以下 | 0.01未満 | 0.01未満 | 0.01未満 |
フッ素含有量(mg/L) | 8以下 | 6以下 | 1.1 | 0.2未満 | 0.7 |
環境マネジメントシステム
TRSでは事業活動に伴い生じる環境負荷・汚染リスクの低減、法令順守を確実なもとするため、ISO14001環境マネジメントシステムを全社で導入し管理状態の維持・改善をすすめています。毎年外部認証機関の審査を受けマネジメントサイクルが有効に機能していることが認められることで認定証が発行されます。
◆ISO14001認証取得状況
東京ラヂエーター製造株式会社および株式会社トーシンテクノ 2003年3月 取得
無錫塔尓基熱交換器科技有限公司(中国)2007年12月 取得
重慶東京散熱器有限公司(中国)2009年12月 取得